カレーのナンについて

どんなナンがあるの?

インド料理と言えば、ナン!ですね。

ナンはタンドール窯という壺型の窯で焼くパンです。焼き方の大きな特徴は、ピザは平らに置いて焼きますが、ナンは窯の内側側面にペタっと貼り付けます。時間にして1~2分。焼きあがると同時に長い串で挟んで窯から取り出します。

焼きたての熱々ナンは、ふっくらとして、パリパリ感やもっちりとした食感が楽しめ、ナンだけでもご馳走になります。お店によって甘さや焼き加減は少し異なりますが、どのナンもほのかな甘さがインドのスパイスカレーと合うようです。

ところで、ナンにもいろいろ種類がありますが、作り方によって呼び名が違います。見た目がペイズリー型で、ガーリックナンやゴマナンなど、ナンの表面にトッピングしたものは「ナン」と呼んでいますが、焼く前のナンの生地中にチーズなどの具材を入れて焼いたものは「クルチャ」と呼ばれています。見た目はふくらみのある丸いナンです。

肉まんのように具材を中に包み込み、麺棒で平たく伸ばしてタンドール窯に貼り付けて焼き上げる、そんなイメージです。この時、中の具材が重すぎると下に落ちてしまうので、要注意!

日本ではチーズナン(チーズクルチャ)が有名ですが、インドではスパイスで味付けした具材を入れた様々なクルチャメニューがあります。

例えば、

アルークルチャ(じゃがいも)、パニールクルチャ(インドチーズ)、キーマクルチャ(ドライキーマ)、ゴビクルチャ(カリフラワー)などです。

ちなみに、以前にもブログで書きましたが、チーズナンは日本独自のメニューのようで、あのとろけるチーズが入ったナンはインドでは食べられていません。
 

ナンのルーツ実は‥‥

インド料理にはナンはつきものですが、このナンの起源、実はペルシャ料理と言われています。イラン地域からムガル朝時代(16~18世紀)に伝わった食べ物で、中近東地域がルーツになるようです。

恐らく交易と共に、いろいろな地域を経てカタチやレシピも変化しながら、今のナンにたどり着いたかと思うとワクワクしますね。
 

インドカレーはナン?ライス?それとも…

インドを食文化で分けると、大きく北と南に分かれます。南北の大きな違いは主食にあり、北インドは小麦粉、南インドは米を主食としています。

自然とカレーに使う食材やスパイスも異なってきます。北インドのカレーはナンなどに合うカシューナッツベースのこっくりとしたカレー。南インドは米に合う、黒胡椒やマスタードシードを使ったサラサラしたスープのようなカレーです。

果たしてナンかライス、どちらを選ぶのが正解か?個人的な見解では、カレーに合わせて選ぶのが◎です。

例えば、

北インドのカレーでも、豆カレーのような少しサラサラしたカレーはライスに合います。

こっくりしたマトンカレーはナンも合いますが、ライスもおすすめ。特にクミンで炒めたジーラライスはマトンに抜群に合います!

ナンに合うのは、やはりバターチキンなど濃厚なカレーがマッチすると思います。

ナンやライス以外に忘れてはならないのは、全粒粉で作る薄焼きパン「チャパティ」。

北インドの本当の意味での主食です。「ナン」はレストランで食す非日常的なパンですが、「チャパティ」は家庭で食べる日常的な主食です。

オクラやジャガイモなどを使った、カレーのルーがないドライタイプのカレーには、このチャパティが抜群に合います。

以上、あくまでも個人的な感想ですが、普段、ナンで食べているカレーもライスで食べると新たな発見があるかもしれませんね。

 

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